「ブルーピリオド」の8巻と9巻を読んだ

芸術は人の価値観が変わるように、時代で変化する。19世紀以前は肖像画はより神々しく美しく理想美で描くことが普通だったが、ベラスケスはありのままを描いた。今ではそれが普通だが、それは人類がありのままの写実を選択して今に至ったということ。また、ベラスケスの技術はマネやゴッホ印象派へ続いていく。

というような芸術の世界を垣間見せてくれるのが、個人的には好き。@t-wadaさんは、技術の進化の歴史は振り子ではなく螺旋である とIT業界の技術について話していたが、おそらくそれはどの世界にも言えることなんだろう。今の流行りを楽しむだけよりも、いろいろな世界の螺旋を感じていきたいなー